[海外ニュース]2018.4.27
WBAがハードvsララ 直接再戦を指令
ハードvsララ 再戦

 WBA(世界ボクシング協会)は今月7日に拳を交えて勝利を収め、スーパーウェルター級のWBAスーパー王座とIBF(国際ボクシング連盟)の2団体統一王者になったジャレット・ハード(27=米)と、僅差の判定で敗れWBAスーパー王座を失ったエリスランディ・ララ(35=キューバ/米)に再戦を命じた。交渉期間は30日で、この間に合意に達しない場合は興行権入札が行われる。

試合後のハードとララ
 ハードとララは4月7日に米国ネバダ州ラスベガスで対戦し、ジャッジ三者がいずれも114対113と採点する接戦になった。しかし、最終回に値千金のダウンを奪ったハードが二者から支持され、IBF王座に加えWBAスーパー王座をコレクションに加えた。敗れたララは不満たらたらで「最終回以外は私がコントロールしていたじゃないか。絶対に勝っていた」と主張、再戦を訴えていた。これが受け入れられるかたちとなってWBAが両者に直接の再戦を命じたものだが、ハードはWBC(世界ボクシング評議会)王者のジャメール・チャーロ(米)との対戦にも興味を示しており、チャーロが6月9日に行われるオースチン・トラウト(米)とのV3戦をクリアした場合、3団体統一戦を希望している。さらなる統一の機運が盛り上がっているときだけに、ここはララとの再戦を先延ばしにする判断をWBAに望みたいところだが…。