[海外ニュース]2018.4.26
ワイルダー側が5000万ドルを逆提示
デオンタイ・ワイルダー

 WBC(世界ボクシング評議会)ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(32=米)陣営が、統一戦が期待されるライバル王者、WBA(世界ボクシング協会)スーパー、IBF(国際ボクシング連盟)、WBO(世界ボクシング機構)3団体のベルト保持者アンソニー・ジョシュア(28=英)の陣営に対し、5000万ドル(約54億7000万円)の報酬で対戦オファーを出した。ジョシュア側の反応が気になるところだ。

 これはワイルダー側のルー・ディベラ・プロモーターの話として専門サイト「ボクシングシーン」が報じているもので、WBC王者側の本気度を示す額とされる。これより前にジョシュア側はワイルダーに1250万ドル(約13億6800万円)を提示して英国での統一戦を呼びかけていた。ワイルダー側は高額報酬に加え、再戦条項なし、年内の対戦実現を条件としている。
 ただし、まだ交渉の初歩段階ということもあってすんなり決定に至るとは考えられず、まだ虚々実々の駆け引きが展開されるものと思われる。ジョシュア陣営はワイルダーとの統一戦が先延ばしになる場合、WBAから義務づけられたアレクサンデル・ポベトキン(露)との防衛戦を優先させると話している。