[海外ニュース]2018.4.15
パッキャオがローチ・トレーナーと決別
パッキャオとローチ

 6階級制覇の実績を持つ前WBO(世界ボクシング機構)ウェルター級王者マニー・パッキャオ(39=比)が、2001年の米国進出時から16年以上にわたって師事してきたフレディ・ローチ・トレーナー(58=米)とのコンビを解消した。パッキャオは7月15日にマレーシアの首都クアラルンプールでWBA(世界ボクシング協会)ウェルター級王者ルーカス・マティセ(35=亜)に挑むが、この試合には新チームで臨むことになる。

 パッキャオは2001年からローチ氏とコンビを組み、34試合を戦ってきた。この間、ローチ氏は名誉の国際ボクシング殿堂入りを果たしている。今回の決別はパッキャオ側がメディアへのニュースリリースというかたちで一方的に伝えた。これを聞いたローチ氏は「リングの中と政治的な動きのなかで直接連絡をもらえなかったことには多少傷ついてはいるけれど、私たちが一緒に楽しんだ時間はそれをはるかに上回っている」と話した。
 パッキャオは3ヵ月後にマティセへの挑戦を控えているが、新トレーナーにはレスチツト・フェルナンデス氏とライデス・ネリ氏がつく予定だ。フェルナンデス氏はパッキャオの長年の友人でもあり、ネリ氏は料理人としてパッキャオのチームを支えてきたキャリアがあるが、指導者としての技量に関しては疑問符がつく。