[試合後談話]2018.3.31
意地の張り合いとなった日本女子王座戦
再び対峙した神成と藤原
 同級1位の神成麻美(カシミ)と同級2位の藤原芽子(真正)による日本女子フェザー級初代王座決定6回戦が、31日の静岡・浜松アクトシティで行われた。
 3者3様のドローに終わった昨年12月の同王座戦から約100日。今度こそ決着をつけようと再び拳を交えた二人は、立ち上がりから激しい攻防を繰り広げた。
ダウンした神成は追い上げたが届かず
 開始早々に神成が左右フックで打って出ると、藤原は立ち位置を変えながらフック、アッパーで応戦。すると2回に右ストレートが的確に入り神成からダウンを先取した。ここから神成がペースアップし、ありったけの手数でプッシュするが、藤原も距離を取りながら右のカウンターで対抗。有効打で神成を上回り、2-1の判定勝ちで初代王者に輝いた。
藤原が初代王者に輝いた
 打撃戦を制し初のタイトルを獲得した藤原は、リング上でインタビューを受け「めっちゃ嬉しい。神成さんは凄く強かったが、気持ちで負けたくはなかった。この勝利を子どもたちと分かち合いたい」と喜び、これからも上を目指して熱い試合をすると誓った。