[ニュース]2011.4.9
結果★レミューvsルビオ
 カナダのモントリオールで8日、WBC世界ミドル級挑戦者決定戦、2位のデビッド・レミュー(カナダ)対3位マルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)の12回戦が行われた。
○マルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)
 ---TKO7回2分36秒---
●デビッド・レミュー(カナダ)

 戦前の予想は8対1のオッズが示すとおり地元カナダのニューヒーロー、レミューが有利と見られていた。その期待どおり22歳の俊英は積極的に打って出てルビオを守勢に追いやった。しかし、徐々にレミューの攻撃リズムに慣れてきたルビオは中盤に入ると反撃。
迎えた7回、ルビオは右をレミューの耳あたりにヒットしてダウンを奪う。立ち上がって再開に応じたレミューだが、ダメージは深く、再びルビオの攻撃にさらされて危険な状態が続いた。これを見たセコンドが棄権の意思表示をして試合は終わった。
 勝ったルビオは56戦50勝(43KO)5敗1分。09年2月にケリー・パブリック(米)の持つWBC&WBO世界ミドル級王座に挑戦して敗れているが、以降は7連勝(6KO)と復調している。6月4日にロサンゼルスで行われるセバスチャン・ズビック(独)対フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)の勝者に優先的に挑戦することになる。敗れたレミューは26戦25勝(24KO)1敗。