[試合後談話]2018.3.25
刈谷市で日本ユース・スーパーバンタム級戦
馬庭大樹と水野拓哉
    日本ユース・スーパーバンタム級タイトルマッチが25日、愛知県刈谷市の刈谷あいおいホールで開催された。チャンピオンの水野拓哉(松田)は馬庭大樹(one twoスポーツ)を地元に迎え、2度目の防衛戦となった。試合は開始から鋭いジャブの応酬で距離を奪い合い緊張感を漂わせた。
2度目の防衛に成功した水野
    開始から積極的に出た挑戦者の馬庭を冷静にさばききった王者水野の成長が垣間見れた。積極的な馬庭は2ラウンド、相打ちの右がヒットしたが詰め切れず。徐々に水野の左ボディが効いた馬庭の動きが止まる。馬庭は4ラウンド終了間際のダウンを5ラウンドに挽回してみせたが6ラウンド、足が止まり防戦一方になったところでレフェリーストップ。水野が2度目の防衛をTKOで決め、さらなる成長を見せた。
少しづつ上にいきますと水野
    激闘の末ベルトを守った水野は「馬庭選手はタフでしたね、強かったです。自分の練習しているところが出せなかったですね。本当にもっと練習したといけないですね。僕は本当に少しづつなので、少しづつ上にいけたら良いと思っています」と試合を振り返り、前を向いた。
右:松田紘太マネージャー
    松田紘太マネージャーは「いいんじゃないですかね。馬庭選手も強かったですし、こうやって成長してもらいたいです。このまま、防衛戦を重ねて、将来的には階級をあげることも視野に入れてやっていきます」と安堵の表情を見せた。
馬庭大樹(one twoスポーツ
    一方、悔しい敗戦となった馬庭だが「技術では負けていないと思いました。でも、良いのが当たっても相手は効いていない感じだったので、いききれなかったですね。まだまだこんなところで終わるわけにはいかないので、また頑張ります」と拳を握った。