[前日計量]2018.3.22
スーパーライト級新旧ランカー対決が23日ゴング!
稲垣vs永田のランカー対決
 キャリア15年、38戦目のベテランと全日本社会人選手権優勝、5年目のアマチュアエリートによる新旧ランカー対決! 日本スーパーライト級7位の稲垣孝(32=フラッシュ赤羽)対日本同級3位の永田大士(28=三迫)の前日計量が22日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、両者とも同階級のリミット63.5㎏を一発でクリアした。試合は明日23日「オーバーヒート・ボクサーズナイトVol.84」(後楽園ホール)のメインにセットされている。
3度目の日本王座挑戦を目指す稲垣
 かつて日本王座に2度挑戦しながらも結果を出せなかった稲垣だが、昨年はランカー戦を含め2連勝と復調。約4年ぶりのスーパーライト級は「さすがに減量がきつかった」と話すが、リミットで計量をパスすると安堵の表情を見せながら「永田選手とは昨年スパーリングをしたが、上手く勢いのある選手。格上の相手だけに思い切って行かないと勝てない」と闘志を燃やし、ランカー対決を制して3度目の日本王座挑戦を目指すと誓った。
永田は初のタイトル戦をアピールしたい
 一方、永田は昨年4月にデスティノジャパン(ピューマ渡久地)にTKO負けを喫し、初の土がつくと同時に連勝が8でストップ。一時タイトル戦線から後退したが、上位が大きく変動したこともあり再びタイトルを射程圏内に捉えた。年内の挑戦を目指す上で「勝ち方が問われる」と自覚する永田は、ベテラン選手に対し「いろんな引き出しを持っている強い選手を相手に、僕がどう自分のボクシングをするのか楽しみにしていてください」と自信を示した。
 勝者が日本タイトル挑戦に大きく前進する稲垣と永田の新旧対決。はたしてどちらの思いが勝るのか――。