[ニュース]2011.4.9
西岡記者会見
左:ムニョス 右:西岡
 6度目の防衛戦に臨んだWBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃(帝拳)と挑戦者・マウリシオ・ムニョス(アルゼンチン)が、試合後の記者会見にすがたを現した。
西岡の会見
 葛西トレーナーとともに会見に臨んだ西岡は、氷嚢で左拳を冷やしながら会見に応じた。
 「左は1ヵ月ぐらい前に練習で痛め、ずっと中指(ナックル部分)が痛い状態だった。大丈夫だと思ったが、ストレートで相手のデコ(頭)を叩いてしまうといけないので、アッパーなら人差し指(が当たる)なので使った。8ラウンドか9ラウンドなら手を痛めてもなんとかなると思ったので、そろそろ行こうと思った。
KOパンチ
倒した左ストレートは、いつもと同じで感触がなかった。今日は勝ったこと、倒したことで合格点。収穫は前半から中盤を我慢してKOに持っていけたこと」。
 今後について聞かれると、「ちょっと休ませてくださいよ」と報道陣を笑わせ、次の瞬間には真顔に戻って答えた。
 「海外でやるかもしれないという話も聞いているし、もしビッグネームとやるなら夢のある話」と大いに興味を示している様子だった。
敗れたムニョス
 挑戦者のムニョスは、顔を大きく腫らしながらも、落ち着いた表情で集まった記者団に対し、「まずは、このような素晴らしい世界戦に挑戦させてもらったことを感謝したい。自分としては、良い試合ができたと思う。チャンスがあれば、また西岡選手に挑戦したい」と語った。
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