[試合後談話]2018.2.20
メインのミドル級は迫力の打ち合い
いきなり山場が訪れた!
 元日本ミドル級チャンピオン佐々木左之介(30=ワタナベ)と日本同級3位の成田永生(27=八王子中屋)が20日、後楽園ホールで開催された「フレッシュボーイ84」のメインイベントで激突。いざ蓋を開けてみると距離が噛み合わず、開始早々からバッティングが目立つ展開。しかし1ラウンド終盤、早くも試合が大きく動いた。
佐々木が豪快に倒した
 ジャブの探り合いでスタートしたが、ロープ際で佐々木が右アッパーを突き上げ先制のダウンを演出。後手に回った成田はジャブから立て直すと左ボディを決めて反撃。3回、佐々木が右フックで襲い掛かると成田も打ち合いに応じた。すると、またも佐々木の右が爆発し2度目のダウン。立ち上がった成田を冷静に仕留めた。
引退覚悟で戦った
 2012年10月に湯場忠志(都城レオスポーツ→引退)とのタイトル戦以来の勝利となった佐々木は「ダウンを奪った右アッパーは狙っていなかったが、あれから流れを掴むことができた。競り合った時に逃げたい気持ちも一瞬、頭をよぎったがそれに勝つことができてうれしい」と安堵の表情を浮かべた。日本ランキング復帰を濃厚とした佐々木だが「身体のダメージのこともあるし、今後のことは未定」と話した。