[試合後談話]2018.2.3
メキシコ帰りのオールドルーキーがデビュー
メキシコでプロを目指していた33歳の遠藤
 3日、後楽園ホールで開催された「ダイナミックグローブ」の前座では、帝拳ジム所属のオールドルーキー遠藤健太(33)がデビュー。タイ人選手を相手にスーパーライト級4回戦を行い、3回TKO勝ちを収めた。昨年8月までメキシコを拠点にアマチュアのキャリア(7戦6勝6KO1敗)を積んでいたサウスポーの遠藤は、現地で元東洋太平洋2冠王者の佐々木基樹氏(帝拳)と知り合ったことをきっかけに帝拳ジムへ入門。日本でプロの道を歩むことになった変わり種だ。
行けるところまでいくと遠藤
 右ジャブは突くものの左の手が出ず、硬い立ち上がりの遠藤だったが、セコンドに発破をかけられると3回にワンツーの好打から一気に畳み掛け、2度のダウンを連取しレフェリーストップを呼び込んだ。試合後、「大和心トレーナーにもっと手数を出せと怒られた。練習ではできているんですが、今日は倒そうと気負いすぎた」と弁明した遠藤だが、きっかけを掴んでからの集中打は見事なもの。27歳から始めたボクシングを花開かせることが目標で、まずは今年の新人王戦で頂点を目指す。
試合後は大和トレーナーとツーショット