[ニュース]2011.4.3
結果★セグラ対カルデロン
左:セグラ 右:カルデロン
 WBO世界ライトフライ級王者ジョバンニ・セグラ(メキシコ)対前王者イバン・カルデロン(プエルトリコ)のタイトルマッチ12回戦が2日、メキシコのバハカリフォルニア州メヒカリで行われた。
両者は昨年8月、セグラがWBA王者、カルデロンがWBO王者として拳を交えており、これが再戦だった。
※両者の試合前インタビューを掲載中。  
ロープに押し込むセグラ
 初戦の勝利に加え地元での試合ということで、戦前の予想は圧倒的に王者有利と出ていたが、はたしてそのとおりセグラは3回1分39秒KO勝ちを収めた。
カルデロン立てず
 インタビューでも「自分の戦い方を変えるつもりはない」と宣言していたスイッチヒッターのセグラは、初回から積極的に相手に肉薄していった。これに対しサウスポーのカルデロンは忙しく動きながら右ジャブを多用。なんとか王者の圧力を散らそうとした。
セグラ
 2回になるとセグラのプレッシャーは強まり、カルデロンも打ち合いに引き込まれてしまった。こうなると体格差、パワーの差は歴然。3回、セグラはカルデロンをロープに押し込んで上下に強打を打ち分けた。カルデロンは逃れることができず、諦めたように片膝をついてダウン。そのままレフェリーのカウントを聞くこととなった。
左端はマルガリート
 返り討ちにしたセグラは29戦27勝(23KO)1敗1分。王座を返上し、次戦からはフライ級に転向することが確定的となっている。
36歳のカルデロンは37戦34勝(6KO)2敗1分。
セグラ

 前座で行われたIBF世界フェザー級上位ランク決定戦、7位のホルヘ・ラシエルバ(メキシコ)対13位フェルナンド・ベルトラン(メキシコ)は、ラシエルバが12回判定勝ちを収めている。採点は119対109が二者、118対109が一者と大差がついていた。ラシエルバは51戦38勝(26KO)7敗6分。ベルトランは40戦35勝(19KO)4敗1分。
 また、同じく前座には元世界ミニマム級V22王者リカルド・ロペス(メキシコ)の息子アロンソ・ロペスがフライ級6回戦に出場、ホルヘ・ゲレロ(メキシコ)に判定勝ちを収めた。ロペスは10戦9勝(3KO)1分。ゲレロは10戦5勝(2KO)5敗。