[ニュース]2011.4.3
結果★コンセプション対マルケス
 WBA世界フライ級タイトルマッチ、王者ルイス・コンセプション(パナマ)対挑戦者エルナン・マルケス(メキシコ)の12回戦が2日、コンセプションの地元パナマ市で行われた。  
 ともに好戦的なタイプということで打撃戦が予想されたカードだったが、その予想をも上回るほどの激闘となった。そんな壮絶な戦いを制したのはマルケスだった。10回終了TKOで新王者となっている。
 試合開始から3分が経たないうちに両者がダウンするという派手なスタートとなった。まずキャンバスに這ったのは挑戦者のマルケス。次いで初回終了寸前にコンセプションがダウン。
 2回はマルケスがピンチに陥ったが、続く3回には逆にコンセプションからダウンを奪って態勢を立て直す。その後も激しいパンチの交換が続いたが、7回あたりから両者ともスローダウン。そんななか10回にコンセプションがこの試合3度目のダウンを喫した。この回終了後、ドクターが王者のコーナーに行って顔面の腫れとダメージをチェック。「ノー」の判断を下したためマルケスの勝利が告げられた。
 「年間最高試合」の声も出るほどの激闘を制して王座に駆け上ったマルケスは、これで32戦30勝(23KO)2敗。敗れたコンセプションは24戦22勝(17KO)2敗。