[海外ニュース]2018.1.14
京口の指名戦は元オリンピアンor前王者
京口紘人(ワタナベ)

 IBF(国際ボクシング連盟)はミニマム級王者の京口紘人(24=ワタナベ)に対する指名挑戦者決定戦として、4位のマーク・アンソニー・バリガ(24=比)と前王者で現7位のホセ・アルグメド(29=メキシコ)に対戦するよう指令を出した。バリガ陣営がフィリピンのメディアに明かしたもので、試合は3月開催が有力視されている。京口は昨年大晦日、最上位の3位にランクされていたカルロス・ブイトラゴ(26=ニカラグア)を8回TKOで一蹴して初防衛を果たしている。

 京口の指名防衛戦の候補として浮上したバリガは、アマチュア時代に12年ロンドン五輪に出場(ライトフライ級2回戦敗退)しているほか、11年と13年の世界選手権にも出場した実績を持っている。16年7月にプロデビュー後は8戦全勝(1KO)の戦績を収めており、昨年9月にはWBO(世界ボクシング機構)インターナショナル王座を獲得している。
 一方のアルグメドは15年12月に高山勝成(仲里)からIBFミニマム級王座を奪ったが昨年7月、4度目の防衛戦で京口に判定負けを喫した。バリガ戦が実現すれば再起戦ということになる。25戦20勝(12KO)4敗1分。