[海外ニュース]2018.1.12
ホワイトvsブラウン ヘビー級サバイバル戦

 ヘビー級でWBA(世界ボクシング協会)7位、WBC(世界ボクシング評議会)1位、IBF(国際ボクシング連盟)とWBO(世界ボクシング機構)で4位にランクされるディリアン・ホワイト(29=ジャマイカ/英)と、WBA13位、WBC11位、WBO14位のルーカス・ブラウン(38=豪)が3月24日、英国ロンドンで対戦することになった。試合はホワイトの持つWBCシルバー王座の初防衛戦として行われる。

 ホワイトは23戦22勝(16KO)1敗のレコードを残している好戦的な選手で、アマチュア時代にはアンソニー・ジョシュア(英=現WBA&IBF王者)に勝ったこともある。プロでの1敗は、そのジョシュアに敗れたもの。以後は6連勝(3KO)と好調だ。
 一方のブラウンは16年3月にルスラン・チャガエフ(ウズベキスタン/独)に10回KO勝ちを収めてWBA王座を獲得したが、のちにドーピング違反が発覚して戴冠を取り消された。サスペンドのあと王座決定戦に出場する話も出たが、またも違反が判明したため活動休止状態に陥っていた。昨年6月、2回KO勝ちで戦線復帰を果たしている。25戦全勝(22KO)。一時、ジョセフ・パーカー(ニュージーランド/米)の持つWBO王座への挑戦プランが浮上したが、王者がジョシュアとの統一戦に臨むことが確定的になったため白紙になっていた。