[メキシコ情報]2017.12.29
年齢差10 36歳ミハレスがベルチェルトに挑戦
ミゲール・ベルチェルト

 WBC(世界ボクシング評議会)スーパーフェザー級王者ミゲール・ベルチェルト(26=メキシコ)の2度目の防衛戦が来年2月10日、元スーパーフライ級王者で現在はWBCスーパーフェザー級5位にランクされるクリスチャン・ミハレス(36=メキシコ)を相手にメキシコのカンクンで行われることになった。ミハレスが勝てば3階級飛ばしての2階級制覇となる。

26歳の王者ベルチェルト対36歳のミハレス

 元WBO暫定王者のベルチェルトは今年1月にフランシスコ・バルガス(メキシコ)に11回KO勝ちを収めて現王座を獲得。7月の初防衛戦ではバルガスの前の王者、三浦隆司(帝拳)を判定で退けたが、この試合で拳を負傷してブランクをつくっていた。ミハレス戦が7ヵ月ぶりのリングとなる。32戦31勝(28KO)1敗。
 サウスポーのミハレスは06年9月に来日して川嶋勝重(大橋)に判定勝ちを収めてWBCスーパーフライ級暫定王座を獲得し、正王者昇格後にはWBA王座も手に入れた。08年11月にIBF王者ビック・ダルチニャン(アルメニア/豪)との統一戦に敗れあとはバンタム級、スーパーバンタム級で計4度の世界挑戦を試みたが、いずれも判定で敗れている。14年6月以降は9連勝(2KO)を収めている。68戦58勝(26KO)8敗2分。なお、この試合の勝者は、12月9日にオルランド・サリド(メキシコ)に9回TKO勝ちを収めたミゲール・ローマン(メキシコ)との指名防衛戦を義務づけられている。