[海外ニュース]2017.12.23
「リナレスから王座を奪う」
ホルヘ・リナレス

 WBC(世界ボクシング評議会)ライト級14位にランクされるメルシト・へスタ(30=比)は来年1月27日、米国カリフォルニア州イングルウッドのフォーラムで同級王者ホルヘ・リナレス(32=帝拳)に挑戦するが、「世界王者になることは全ボクサーの夢でもある。勝って歴史に名前を刻みたい」と意気込んでいる。この日はティーラチャイ・クラティンデーンジム(25=タイ) 対ルーカス・マティセ(35=亜)のWBA(世界ボクシング協会)ウェルター級王座決定戦も組まれている。

ホルヘ・リナレス
 へスタは03年10月に16歳でプロデビューし、14年のキャリアで34戦31勝(17KO)1敗2分の戦績を残している。唯一の敗北は12年12月、ミゲール・バスケス(メキシコ)の持つIBF(国際ボクシング連盟)ライト級王座に挑んで判定負けしたもので、ブランクを挟んで再起後は6戦5勝(3KO)1分と復調している。積極的にアプローチしていくサウスポーで、中間距離で持ち味を発揮するタイプだ。かつてリナレスとはスパーリングでグローブを交えたことがある。へスタは「彼(リナレス)は成長したが、私は彼がどう動くか、どう戦うのか分かっている。勝つための策を練っている。戦いは何が起こるか分からない。勝つためにベストを尽くす」と意欲をみせている。