[海外ニュース]2017.12.17
金の卵 ヨカのプロ第3戦

 16年リオデジャネイロ五輪スーパーヘビー級金メダリストのトニー・ヨカ(25=仏)は16日(日本時間17日)、フランスのブローニュ・ビランクールでアリ・バゴウズ(29=ハンガリー)とヘビー級8回戦を行った。今年6月にプロデビューして2勝(1KO)ながら、すでにWBO(世界ボクシング機構)15位に名を連ねているヨカは、順調に第3戦も勝利を収めることができたのか。

 ヨカは初回に2度のダウンを奪って圧倒的優位に立ち、2回にもダウンを追加。さらに追撃して試合を終わらせた。2回TKOで圧勝のヨカは3戦全勝(2KO)。敗れたバゴウズは13戦10勝(6KO)2敗1分。
 前座ではバンタム級の世界ランカー対決が行われ、WBC(世界ボクシング評議会)7位のノルディ・ウーバーリ(仏)がWBO13位のマーク・アンソニー・ヘラルド(比)に7回KO勝ちを収めている。WBCシルバー王座の初防衛を果たしたウーバーリは13戦全勝(10KO)。2年前に来日して東洋太平洋スーパーフライ級王座決定戦で井上拓真(大橋)に12回判定負けを喫しているサウスポーのヘラルドは45戦34勝(15KO)8敗3分。
 また、同じく前座にはリオ五輪ウェルター級銅メダリストのソーレイマヌ・シスコー(セネガル/仏)も出場、ホセ・マヌエル・ロペス・クラベロ(スペイン)に7回TKO勝ちを収めた。今年1月にプロ転向を果たした26歳のシスコーは4戦全KO勝ち、クラベロは25戦12勝(3KO)12敗1分。