[調印式・前日計量]2017.12.16
師走の福岡は女王vs女王!
女子最軽量級の頂点に立つのは
 明日17日、WBC(世界ボクシング評議会)女子ミニフライ級タイトルのビッグマッチを控える王者の黒木優子(26=YuKO)と挑戦者でWBCアトム級王者の小関桃(35=青木)が、福岡市内の博多サンヒルズホテルにて調印式と前日計量を行った。
市内のホテルで行われた調印式
 調印式を終え、入念なグローブチェックを行った黒木は黒色の日本製8オンスのグローブを選択。小関も青色のグローブを手に取り、しっかりと感触を確かめた。
小関は挑戦者の青を選択
 やや緊張した面持ちの小関だったが、福岡へと乗り込んだことに質問が及ぶと「もうやれるだけのことはしてきた。コンディションはバッチリです。試合で爆発させたい」と意気込み、黒木選手の衣装については「らしくて良いと思う」と苦笑い。ようやく笑顔を見せた小関は、一階級上げての挑戦に「ウェイトは何も気にせず調整できました、福岡のうどん美味しかった」とリップサービスも忘れず、最後は「相手が決まらない時期を乗り越えて挑戦ができる。アトム級でやれることはやった。ミニフライ級でどこまで行けるかが目標」と強い眼差しで語り、マイクを置いた。
お姫様ルックがよく似合う黒木
 一方、一階級下のチャンピオンを迎える黒木は、まず今日の衣装について「クリスマスも近いので、そのイメージできました」と笑顔でコメント。小関の印象についての質問には鋭い眼光を光らせ、「いつも通りの小関選手。前に出てきて、気持が強く、芯の通った強いチャンピオン」と身を引き締しめた。続けて「同じサウスポーだがタイプが違う、しっかり自分のボクシングで勝ちたい」と決意を込め、「ボクサーとして輝けるのはリング上だけ、輝く姿を福岡の皆さんへ見せられるよう明日は全力を尽くして頑張ります」と笑顔で締め括った。
がんばるぞと黒木サンタ!
 会見後の計量は、黒木が今回のために用意した衣装で場を盛り上げ47.5キロの100gアンダーでパスすると、続いて小関も600gアンダーの47.0キロでパス。真剣な眼差しのまま秤を降りた。
 女子軽量級屈指の両者が対決する今回。階級を上げたアトム級17度防衛の絶対王者の小関とその挑戦を真っ向から受ける黒木が、明日は寒空の福岡を熱く盛り上げる!
小関は、普通です
■検診結果
WBC世界ミニフライ級タイトルマッチ
王者:黒木優子(YuKO)
体温:36.5℃
脈拍:60/min
血圧:125/75mm/Hg

挑戦者:小関桃(青木)
体温:37.2℃
脈拍:55/min
血圧:121/87mm/Hg