[海外ニュース]2017.12.14
女子王者テイラーの初防衛戦

 WBA(世界ボクシング協会)女子ライト級タイトルマッチ、王者ケイティー・テイラー(31=アイルランド)対ジェシカ・マッカスキル(33=米)の10回戦は13日(日本時間14日)、英国ロンドンのヨークホールで行われた。12年ロンドン五輪女子ライト級金メダリストのテイラーは今年10月、決定戦を制して王座を獲得し、わずか1ヵ月半で初防衛戦に臨んだ。

 スピードで勝るテイラーは初回から主導権を握り、着々と加点。7回にホールドで1点のペナルティを受けたが、それが勝敗に影響を及ぼすことはなかった。採点は97対92(二者)、98対91の3—0だった。初防衛に成功したテイラーは8戦全勝(4KO)、マッカスキルは7戦5勝(3KO)2敗。
 この日は16年リオデジャネイロ五輪の英国代表メンバーが複数出場し、スーパーウェルター級のジョシュ・ケリーがジャン・ミシェル・ハミルカオ(仏)に6回TKO勝ち、ウェルター級のジョー・コーディナがリー・コネリー(英)に4回TKO勝ち、クルーザー級のローレンス・オコリーがアントニオ・ソウサ(ポルトガル)に2回TKO勝ちを収めた。
 また、WBAスーパーフライ級王者カリド・ヤファイの弟でIBF(国際ボクシング連盟)スーパーバンタム級13位、WBC(世界ボクシング評議会)22位のガマル・ヤファイ(英)も出場、リッキー・スターキー(英)に3回TKO勝ちを収めた。ヤファイは13戦全勝(6KO)。さらに元世界2階級制覇王者ナイジェル・ベンの息子コナー・ベン(英)もリングに上がり、セドリック・ペイヌド(仏)に6回判定勝ちを収めた。ベンは11戦全勝(8KO)。ダブルメイン格で行われたEBU欧州スーパーフェザー級王座決定戦ではマーティン・ジョセフ・ウォード(英)がフリ・ギネル(スペイン)に6回TKO勝ちを収めて戴冠を果たした。ウォードは21戦19勝(9KO)2分、ギネルは25戦21勝(8KO)3敗1分。