[海外ニュース]2017.12.9
ルイス・オルティスの復帰戦

 元WBA(世界ボクシング協会)ヘビー級暫定王者ルイス・オルティス(38=キューバ/米)は8日(日本時間9日)、米国フロリダ州ハイアリアでダニエル・マーツ(27=米)と10回戦を行った。オルティスは11月にWBC(世界ボクシング評議会)王者デオンタイ・ワイルダー(32=米)に挑戦する予定だったが、9月にドーピング違反が発覚して取りやめになっていた。そのため、これが1年ぶりのリングだった。

 サウスポーのルイスは開始早々、左ボディブローを決めて身長202センチ、体重117キロ超のマーツの膝をつかせた。このピンチはなんとか乗り切ったマーツだが、2回早々、左を浴びてダウン。今度はレフェリーが続行を許さなかった。試合直後、リングサイドで観戦していたワイルダーがリングイン。1ヵ月前に戦うはずだった両者は激しい言い合いを展開したが、トラブルに発展することはなかった。オルティスは30戦28勝(24KO)2無効試合、敗れたマーツは23戦16勝(13KO)6敗1分。
 この日のリングには元WBCライトヘビー級王者ジャン・パスカル(ハイチ/カナダ)も出場、アーメド・エルビアリ(エジプト/米)に6回TKO勝ちを収めた。試合前に引退を表明していたパスカルは39戦32勝(19KO)5敗1分1無効試合、エルビアリは17戦16勝(13KO)1敗。