[試合後談話]2017.12.4
ベテラン東上剛司が10年ぶりにKO勝ち
37歳の東上剛司がメインに登場
 タイトル挑戦を目論む日本スーパーフェザー級2位の東上剛司(37=ドリーム)が4日、後楽園ホールで開催された「DANGAN202」のメインイベントに登場。60.0kg契約6回戦でチャンチャイ・スックサーソンクロチェンマイ(19=タイ)と対戦した。また、アンダーカードでは来年の新人王を目指しフレッシュな戦いが繰り広げられた。
初の外国人相手にKO勝利
 初回、12戦7勝(3KO)5敗のチャンチャイが左右フックで脅かしたが、東上はガードで回避すると連打で攻勢。右ボディでダウンを奪った。さらにダウンを追加した東上は2ラウンド、ロープに詰めて連打で試合を終わらせた。
まだまだイケるところを見せたい
 2007年9月以来となるノックアウト勝ちを飾った東上は「相手の右フックで二重に見えてヤバいと思い距離を詰めた。倒したことよりも結果を出すことができたのがうれしい」とコメント。現在、日本ランキング2位に位置する東上は「一度タイトル戦が流れたが、もっと練習ができるとプラスに考えている。いつチャンスが来てもいいように準備していく」と拳を握った。
 今月10日に大阪で1位の大里拳(大鵬)と4位の杉田聖(奈良)が対戦。大里が勝てば来年のチャンピオンカーニバルへの出場が決定するが、負けた場合は東上が出場権を獲得する。
松本が初回KO勝ち
 第9試合ライト級4回戦では佐々木悠登(23=ワタナベ)と松本北斗(21=REBOOT)が激突。松本が強烈な右ストレートをねじ込み先制のダウンを奪うと、立ち上がった佐々木に連打でストップに持ち込んだ。
大東文化大学3年の松本北斗
 デビューからの連勝を3に伸ばした松本は「ダウンを奪った右はミットで練習した通り。最後も一発をもらったら格好が悪いので冷静に仕留めた」と試合を振り返った。小学1年生から大学2年生まで空手をしていたという松本だが、スリルが足りないとボクシングに転向した。「このまま無敗で来年の新人王を獲りたい」と笑顔を見せた。