[試合後談話]2017.12.3
丸木凌介「待ってろチャンピオン!」
丸木凌介のタイトル前哨戦
 3日、愛知・刈谷市あいおいホールで開催された「GREEN Dream.5」のメインイベントでは、日本スーパーウェルター級2位の丸木凌介(26=天熊丸木)が、インドネシア国ウェルター級王者フィリプス・ランガ(インドネシア)と対戦。速いジャブで探りを入れた丸木は、相手の出足が鈍いと見るや左右のボディブローからアッパーを突き上げランガに攻め込んだ。
インドネシア王者を3回KOで仕留めた
 2回はランガもガードを固め打って出たが、丸木はバックステップで距離をキープ。さらに細かく足を使い攻め立てると、3回に左フックを合わせダウンを奪った。ここは立ち上がったランガだが、丸木のラッシュを防げないままコーナーに張りつけられ、最後は強烈な左ボディで沈んだ。
来年は兄弟で王座を目指す!
 インドネシア王者に10カウントを聞かせ、来年のタイトル挑戦に弾みをつけた丸木は、現在この階級で日本、東洋太平洋およびWBOアジアパシフィックと3本のベルトを持つ井上岳志(ワールドスポーツ)に、高校時代に敗れておりリベンジへの思いも強い。「声がかかればいつでも構わない。今の俺はどんどん強くなっていますよ。チャンピオン待っていろよ!」と気を吐き、今月19日に後楽園ホールで日本スーパーライト級5位の今野裕介(角海老宝石)とランカー対決に臨む日本ウェルター級9位の兄・和也にバトンを渡した。
竹原は苦しみながらも白星で復帰
 また、セミファイナルのヘビー級6回戦では、日本同級1位、OPBF同級7位の竹原虎辰(39=緑)が1年7カ月間ぶりにリングへ復帰。前韓国王者イ・プウイン(韓国)と6回戦を行った。試合は足が動かず、竹原本人も満足のいく内容ではなかったが、手数で上回り判定勝ちで復帰を飾った。試合後は「倒せずスミマセン」とファンに詫びた39歳の竹原だったが、「ヘビー級を存続させるためにも、これからも頑張ります」と現役続行を誓った。