[引退式]2017.12.1
金子大樹「最高のボクシング人生でした」
引退セレモニー
 1日、後楽園ホールで開催された「A-sign,Bee.9」のリングでは、元日本スーパーフェザー級王者の金子大樹(横浜光)の引退セレモニーが行われ、惜しくも世界を掴むことができなかった金子がリングに最後の別れを告げた。
新風を吹き込んだ
 金子は愛知県豊橋市から上京し、05年11月に17歳でプロデビュー。12年5月に指名挑戦者として日本王座に挑み、見事8回TKOで新チャンピオンに輝いた。その後、先日引退した内山高志(ワタナベ)に挑戦した13年大晦日のWBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチなど数々の名勝負を繰り広げたが、今年7月にロシアで行われたWBAアジア・ライト級タイトルマッチで負傷し引退を決断した。
ありがとう金子大樹
 日本プロボクシング協会、日本ボクシングコミッションより記念品が贈られた金子は、「(会場に流れた)映像を見ると復帰したくなります。これまで沢山の経験をさせて頂きました。横浜光ジムをはじめ、サポートしてくれた人たち、そしてファンがあったからです。沢山の出会いを大事にしながら、第二の人生を歩んでいきます。最高のボクシング人生でした」と挨拶。最後に10カウントゴングが打ち鳴らされリングを去った。生涯戦績は35戦26勝(18KO)6敗(1KO)3分。