[ニュース]2017.12.1
田中恒成が王座返上
眼窩底骨折とV2の代償は大きかった
 WBO(世界ボクシング機構)ライトフライ級王者の田中恒成(22=畑中)が王座を返上したと1日、海外メディアが伝えた。田中は9月にパランポン・CPフレッシュマート(タイ)を9回TKOで退け2度目の防衛に成功したが、この試合で両目を負傷。試合後に頭痛を訴え救急搬送されたが、両目眼窩底骨折と診断され、年内にプランしていたWBA世界同級王者の田口良一(ワタナベ)との統一戦は白紙となっていた。
田口との統一戦は完全消滅か
 田中は試合から1週間後の会見で「今後については怪我が治った上で決めたい」としていたが今回、減量苦によりフライ級に上げての3階級制覇を目指すことを決断。米国ファイトニュースの報道によると、畑中ジムから王座返上の通知を受けたWBOフランシスコ・バルカルセル会長は、「WBOでミニマム級、ライトフライ級を制覇した田中に感謝し、彼がWBOで3本目のベルトを獲得できるようフライ級の最新ランキングに入ることを心から願っている」とコメントしたという。また、田中は来週早々にも名古屋で会見を開き、正式発表するとも報じた。