[試合後談話]2017.11.19
下関で佐々木基樹とアクセル住吉が激突!
アクセル住吉と佐々木基樹
    山口県下関市の海峡メッセ下関イベントホールで19日、関門ジャパンジム主催のイベント「関門ドラマティックファイト.11」が開催された。メインイベントでは、東洋太平洋ライト級6位・日本同級2位のアクセル住吉(関門ジャパン)が、元3冠タイトルホルダーで55戦目を迎える日本ライト級12位・佐々木基樹(帝拳)を迎えてライト級10回戦に臨んだ。引き分けを挟んで5連勝中のアクセルに対して、前戦で復帰後初黒星を喫した佐々木が先手を取った。
激闘の10ラウンド
    試合は、老獪な佐々木のボクシングに、上位ランカーの意地でぶつかった住吉が終始ペースを握った。序盤、ワンツーからの左ボディをヒットする住吉。対して、一瞬の爆発力を見せる佐々木は回転の早いフックをあてていく。中盤、冷静に佐々木の動きを見た住吉は、接近戦で優位に立ち、バッティングでカットするも、勢いは最後まで崩れず。最終ラウンド、意地を見せる佐々木は猛烈にパンチを打ち込んだが、住吉を倒すまでには至らず。住吉がランキング2位の実力を見せ判定勝利。
来年はベルトを狙います
   試合後、住吉は「佐々木選手のハートが伝わる試合でした。正直本当に勉強になりましたね。素晴らしい選手でした。勝手に僕がこれで佐々木選手のバトンをもらったとおもって、このバトンをタイトルにつなげたいと思います。来年はチャンピオンになりたいですね」と、笑顔で締めた。
高橋正行会長
    高橋正行会長は「佐々木選手と試合を組んだ時から、熱い試合になるのはわかっていましたけど、佐々木選手はすごかったですね。住吉がチャンピオンになるために必要なものをこの試合で得れたらと思っていましたけど、さすがにチャンピオンになる選手はすごいですね。住吉も来年にはタイトルを狙いたいと思いますから、良い経験になりました」と、興奮した様子で試合を振り返った。
引退しますと佐々木
    一方、2連敗は許されない立場での試合を惜敗した佐々木は「負けです。今日は言うことないくらいの負けでした。これで(ボクシングを)やめます。もうやらしてくれないでしょうし(笑)」と、笑顔を見せグローブを吊るすことを明言した。
下関初のチャンピオンを目指します