[ニュース]2017.11.11
渡部あきのりが世界1位に挑戦!
ここが渡部のターニングポイント
 元日本&OPBF東洋太平洋ウェルター級王者の渡部あきのり(32=角海老宝石)が、12月15日(日本時間16日)にロシア中央部のエカテリンブルグ市でWBO世界Sウェルター級1位マゴメド・クルバノフ(露)に挑むことが分かった。試合は12回戦で行われ、クルバノフが保持するWBOインターナショナル王座が懸けられる。
 クルバノフは15年デビューの22歳とまだ若いが、12戦全勝(9KO)の戦績が示す通り抜群のKO率を誇るブルファイター。左右を思い切りよく振り抜き、調子に乗ると手が付けられない相手だが、まだ国外に出たことはなく、ビッグネームとの対戦も未経験。その実力は計りかねない。
渡部の直近2試合は序盤KO!
 一方、渡部も15連続KO記録を持つ左の強打者。昨年8月に角海老宝石ジムへ移籍し、1月に行われたスーパーウェルター級に上げての移籍初戦こそ現アジア3冠の井上岳志(ワールドスポーツ)に判定で敗れたが、5月、11月の2戦はOPBFランカー相手に序盤KO勝ちし、完全復活をはたした。今回、42戦目にして初のロシア遠征となるが、勝てばタイトルはもとよりクルバノフが持つWBA、WBO、IBFの世界ランキングを奪う絶好のチャンス。世界的にも選手層の厚いこの階級で、渡部に世界を狙う力があるのかが試される。