[ニュース]2011.3.20
クリチコvsソリス
左:ソリス 右:クリチコ
 WBC世界ヘビー級王者ビタリ・クリチコ(ウクライナ)は19日、ドイツのケルンにWBCの指名挑戦者オドラニエル・ソリス(キューバ/米)を迎えて6度目の防衛戦に臨んだ。
※この試合は、21日にWOWOWのエキサイトマッチで放送されます。
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ソリスのテンプルにヒット
 アテネ五輪ヘビー級金メダリストでプロでも17戦全勝(12KO)のソリスは、得意の右クロスで王者を脅かすなど上々のスタートを切ったかに見えた。
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しかし、初回終盤、クリチコの右ショートが固いソリスのガードを破ってテンプル付近にヒット。この一撃でソリスは背中からキャンバスに落ちるダウンを喫した。
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ロープにつかまりながら辛うじて立ち上がったソリスだが、右膝の故障をアピール。ガダルぺ・ガルシア・レフェリーはそのまま1万9000人超の観衆の前で試合ストップをコールした。リングサイドには森田健氏がジャッジとして任務の遂行を待っていたが、出番のないまま終わった。試合は、1回3分ちょうどでクリチコのTKO勝ち。
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 クリチコは08年10月に獲得した王座の6度目の防衛に成功し、戦績を44戦42勝(39KO)2敗に伸ばした。次戦は9月ごろ、トーマス・アダメク(ポーランド)を相手に行われる可能性が高い。
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