[ニュース]2011.3.20
ビュテが地元で防衛戦
 19日、カナダのモントリオールで行われたIBF世界スーパーミドル級タイトルマッチは、王者ルシアン・ビュテ(ルーマニア/カナダ)が挑戦者にブライアン・マギー(英)をむかえ、7度目の防衛戦に臨んだ。
※この試合は、4月18日のWOWOWエクサイトマッチで放映されます。
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 サウスポー同士の一戦はジャブの刺し合いでスタートしたが、地力で勝るビュテが徐々に主導権を手繰り寄せることになっていった。中盤に入るころには王者の防衛が見え始めることに。6回、ビュテはボディブローでマギーにカウントを聞かせ、続く7回には同じくボディブローで2度、挑戦者をキャンバスに落下させた。しかし、このうちの1回はレフェリーから死角になっていたためローブローと判定され、カウントはされなかった。
 迎えた10回、ダメージのみえるマギーを追い立てたビュテは左アッパーをチン(顎先)にヒット、この試合3度目のノックダウンを奪う。ここでレフェリーが試合を止めた。
 28戦全勝(23KO)にレコードを伸ばしたビュテは、この日、リングサイドで観戦していた前WBC同級王者ミッケル・ケスラー(デンマーク)と秋に対戦する可能性が高い。敗れたマギーは39戦34勝(24KO)4敗1分。
10回2分4秒TKO勝ちで、ビュテが7度目の防衛に成功した。