〇ライアン・バーネット(英)
　12回判定(3対0)
×ザナト・ザキヤノフ(カザフスタン)

　ザキヤノフは今年2月のラウシー・ウォーレン(米)戦では初回に2度のダウンを喫したが、この日は好スタートをきった。しかし、地元のバーネットが出入りのボクシングをすると空回りが増え、会場のムードは一方的にIBF王者に傾いた。好戦的に仕掛けて出るザキヤノフに対しバーネットは自分の距離を保ちながら効率的な試合運びをみせ、ジャッジにアピールしていった。それでも各ラウンドは競った内容だった。勝負は判定に持ち込まれ、地元のバーネットが118対110、119対109、116対112の大差で勝者コールを受けた。今年6月にリー・ハスキンス(英)を下して戴冠を果たしたバーネットは18戦全勝(9KO)、暫定王者時代から数えて2度目の防衛に失敗したザキヤノフは29戦27勝(17KO)2敗。