[ニュース]2008.1.6
小堀6度目の王座防衛!
 2008年最初のタイトルマッチ、第29回チャンピオンカーニバルは日本スーパーフェザー級、小堀佑介(角海老)VS松崎博保(協栄)の一戦で口火を切った。日本タイトルを獲得してから対サウスポーが続く小堀にとって、今回の防衛戦は久し振りのオーソドックスとの対戦となった。
 試合は序盤、小堀の左ジャブからの右ストレートが松崎を捕らえ、2R終盤にはダウン寸前まで追い込んだが中盤以降、小堀のパンチを耐えた松崎が反撃に出た。左フック、右ストレートを小堀に的確にヒットさせ、着実に先行されたポイントを奪い返して行く。戦前の予想を覆し、松崎の左フックを主体としたボクシングに小堀が追い込まれる場面もあった。小堀のパワーボクシングに対して松崎の切れのボクシングで挑んだ一戦は、判定に持ち込まれ97-96・96-95・98-93と3-0の判定ながら僅差のジャッジで小堀が薄氷の勝利を手にした。
 試合後の控え室で小堀専属の田中トレーナーは「松崎選手は小堀をよく研究していた。がんがん来てくれると思ったが…。今回のような戦いには弱いというウィークポイントを露呈してしまった」とコメント。
 昨年から世界挑戦を掲げてきた小堀だが、今回の防衛内容では黄色信号が点滅してしまいそうだ。今後の小堀の巻き返しに期待したい。