[公開練習]2017.10.16
ペドロ・ゲバラ より攻撃的に戦う
2度目の王座に闘志を燃やす
 10月22日(日)の東京・両国国技館でWBC(世界ボクシング評議会)ライトフライ級王者の拳四朗(26=BMB)に挑戦する同級1位のペドロ・ゲバラ(28=メキシコ)が16日、都内のジムで練習を公開した。王座返り咲きを目指すゲバラは「この試合のためにとても厳しい練習をしてきて体調が良い。観客の皆さんが満足するような試合を見せる」と気を吐いた。 
このチャンスを必ず生かす
 日本のアニメが大好きだというゲバラは高橋留美子の漫画「らんま1/2」のTシャツを着て会見に臨んだ。拳四朗の印象を「キャリアが浅いうちにチャンピオンになった選手でスピードがある」と語ると、「もうチャンスはこないかもしれないと思っていたのでモチベーションは最高潮。ジャッジを納得させるような明確な勝利を目指す」と約2年ぶりとなる世界戦での必勝を誓った。
ウェイトは残り200gと順調
 会見後の練習では2ラウンドのシャドーボクシングの後、サンドバッグ打ちを3ラウンド、パンチングボールを4ラウンド披露。パンチを出すたびに声を出し、気迫のこもった練習で大粒の汗を流した。時折見せた力強い左フックには注意が必要そうだ。
ハードな練習を見せた
 練習を見守ったナダメス・エルナンデストレーナーは「今回の試合に向けて2つの作戦を用意してきた。当日、相手の動きを見てからどちらの戦術を選ぶか決める」とコメントした。
寺地永BMBジム会長
 ゲバラの動きを見に来た拳四朗の父である寺地永会長は「今回は攻撃的に来ると思う。ジャブは互角なのでスピードでどれだけ優劣をつけられるか。ジャブの差し合いが試合の分岐点となる。こっちは12ラウンド戦うつもりでタフな試合になるのは覚悟している」と話した。