[海外ニュース]2017.10.15
元暫定王者バロッソの再起戦

 元WBA(世界ボクシング協会)スーパーライト級暫定王者イスマエル・バロッソ(34=ベネズエラ)は13日(日本時間14日、米国カリフォルニア州インディオのファンタジー・スプリングス・カジノでWBC(世界ボクシング評議会)同級23位にランクされるフィデル・マルドナド(26=米)と対戦した。昨年5月、当時の正王者アンソニー・クロラ(30=英)に7回KO負けを喫しているバロッソにとっては、1年5ヵ月ぶりのリングだった。

 サウスポー同士の一戦だったが、パワーで勝るバロッソが3回にダウンを奪って圧倒的優位に立った。マルドナドは4回にはホールで減点をとられるなど厳しい状況に追い込まれた。迎えた6回、バロッソの左ボディブローが入るとマルドナドはダウン。10カウント以内に立ち上がることはできなかった。最高のかたちで再起を飾ったバロッソは23戦20勝(19KO)1敗2分、マルドナドは30戦24勝(19KO)4敗1分1無効試合。
 前座には元WBAスーパーライト級暫定王者パブロ・セサール・カノ(メキシコ)が出場したが、マルセリーノ・ニコラス・ロペス(亜)に2回KO負けを喫した。ロペスは36戦33勝(18KO)2敗1分、カノは39戦30勝(21KO)7敗1分1無効試合。