[ニュース]2011.3.12
世界戦中止の会見
12日、中止発表の会見
 昨日起きた東北地方太平洋沖地震の影響により、中止が発表されていたトリプル女子世界戦の中止会見が、12日午前に東京・後楽園ホールで開かれた。
 会見には主催者の林隆治氏、T&Hジムの畑山隆則氏、ワタナベジムの渡辺均会長、WBC女子王者・富樫直美選手らが出席し、今後についての対応策を発表した。
中止の案内
 林氏によると、12日の世界戦は5月8日(日)にスライドする予定とのことで、発売済みのチケットもそのまま使えるようにしたいと話した。また世界戦を認定するWBCの全面協力も取り付け、出場予定だった外国人選手もすでにスケジュールの調整を詰めている状況だ。
 選手を代表して出席した富樫は「こんな時に試合をしても誰も喜ばない。今は一人でも多くの方が助かってほしい」とコメント。アナベル・オルティス(メキシコ)への挑戦を予定していた藤岡奈緒子選手は、故郷が被害の大きかった宮城県沿岸部に近く、畑山氏を通じて「少しでも大変な思いをされている方への支援ができる形での興行にしたい」と語ったという。
 渡辺会長は、「ファンの皆様にはご迷惑をお掛けしますが、日本が大変な状況の中、みんなで力を合わせてこの困難を乗り切らないといけない」と述べた。