[一夜明け会見]2017.9.14
田中恒成のケガで田口良一との統一戦に黄色信号
両目を腫らせた田中恒成
 2度目の防衛に成功したWBO世界ライトフライ級チャンピオンの田中恒成(畑中)が14日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)の特設会場で行われる一夜明け会見に姿をみせた。昨夜は試合後、頭痛を訴え会見を開かずに病院へ直行した田中は「ご心配おかけしてすいません」と、謝罪から会見をスタートした。
謝罪から会見をスタートした田中
 会見の冒頭、大きく両目を腫らした田中は「まず、昨日は試合が終わった後に会見出来ずにすいませんでした。試合開始直後、相手選手の1発目のジャブが目に入り、それからあとは目が二重に見えている状態で試合をすることになりました。そのあと、右目もふさがってしまい、さらにカットまでしてしまいました。今は怪我をしてしまったことに対する悔しさと情けなさでいっぱいです。怪我をしてしまったことにより、田口選手、関係者の方々に大変申し訳なく思っています」と、話した。
畑中清詞会長
 続いて、畑中清詞会長は「試合後、頭痛と吐き気で心配で病院の方へ行きまして、脳内の出血は見当たらず、頭痛や吐き気は眼窩底骨折の疑いがあるので、改めて診察を受けることになりました。午後1番で名古屋の病院を予約しているので、今から帰ってもう一度眼科で診察を受けます」と、現状を語り「未来ある田中恒成ですから、今後のことは怪我が完璧に治ってから考えたいと思います」と会見を締めた。
 田中陣営は、病院の予約時間が迫っていることから質疑応答をせず関係者の車で帰路に着いた。