練習を前に会見に臨んだ田中は「この次の試合(WBA田口チャンピオンとの統一戦)のことがありますが、この試合は、この試合と思っています。ですが、しっかりとした内容、もちろん中盤くらいでKOを狙いますが、そこは大事なところだと自覚して試合はします」と、田中が熱望するWBA同級王者の田口良一(ワタナベ)との統一戦を見据える戦いを示唆した。
　「減量も体調も今までライトフライ級で戦った中では1番良い感じですし、練習もたくさんできたので、自信はあります。今回はスピードをテーマにして戦います。しっかりとKOで全国放送デビューを飾りたいですね」と、KO宣言して練習に向かった。

　畑中清詞会長は「恒成が言うように、今までで1番の仕上がりできたと思う。大阪のファンの度肝を抜きますよ」と、自信をみせた。田中が熱望する統一戦については「(相手陣営の)感触は良いが、恒成の次の試合しだいやから、今は進展がない。でも、13日勝った瞬間から全力で組めるように努力はします」と、力強く語った。

　練習に入った田中は、体重もリミットまで後2kgということで、軽めの調整。3ラウンドのシャドーから、ロープを3ラウンド飛び、3ラウンドの緩急をつけたバック打ちを披露し体調の良さをアピールした。