[速報と試合後談話]2017.9.3
真正ジムvsワタナベジム!ミニマム級バトル
島津アリーナ京都
 東京のワタナベジムと神戸の真正ジムがミニマム級で競い合っている。それぞれのジムには現在、この階級の世界王者が一人ずついる。日本チャンピオンは真正ジムの小西伶弥(真正)で、同ランキング1位は小野心(ワタナベ)。世界戦のアンダーカードで国内頂上決戦が行われた。初防衛戦に臨んだ日本王者の小西は3日、世界挑戦の経験もある実力者の小野を島津アリーナ京都に迎えた。
 また、この日は東洋太平洋ライト級チャンピオンの中谷正義(井岡)が8度目の防衛戦を迎えた。
採点表
 偶然のバッティングでそれぞれが負傷し、ホールディングによる減点が両者に課せられるという荒れた試合になったが、結果は2-0でチャンピオンが判定勝利を収めた。
小野心(ワタナベ)
 リングを下りた小野は「やることはやったと思いますが、判定で負けたのは負けなので、自分が弱かったということです。自分の力不足でした」と悔しさを押し消した。
初防衛成功!小西伶弥(真正)
 偶然のバッティングによる影響で試合中は、相手が二重に見えるなどはっきりと焦点が合っていなかったというチャンピオンだが、真正ジム江藤日出典会長代行によると試合後に医務室から控え室に戻って、ようやく少し目の具合が良くなってきたとのこと。検査のため病院に向かった。
中谷正義(井岡) V8達成!
 世界チャンピオンになるという目標を思い出した中谷正義(井岡)のライト級東洋太平洋防衛戦。サウスポーを相手にジャブで試合を組み立てたチャンピオンが計4度ダウンを奪って8度目の防衛に成功した。試合後の控え室でチャンピオンは「少し今日は緊張しましたね。まあ、減量も1番うまく行ったし、体調はよかったので、いけると思っていました。ここまできたらキリの良い10回まで防衛して世界に行きたいですね」と笑顔で抱負を語った。