[ニュース]2017.8.30
木村翔は熊谷市の誇り
富岡清熊谷市長から盾が贈られた
 7月28日に五輪2大会連続金メダリストで中国の国民的英雄、WBO世界フライ級王者ゾウ・シミンを11回TKOで破り、日本人36年ぶりとなる敵地での世界王座奪取をはたした木村翔(28=青木)に出身地の熊谷市から「熊谷市オリンピック競技大会等特別表彰」が贈られた。
市役所に木村の偉業を称える垂れ幕
 この賞は国際的なスポーツ大会で優秀な成績を残した同市にゆかりのあるアスリートを表彰し、その功績を称えるもので、これまで水泳の古賀淳也選手、女子7人制ラグビーの「アルカス熊谷」らが受賞。8例目となる木村は、プロ選手として初の栄誉となった。
ボクシング談義に花を咲かせた
 30日に表彰が行われた市役所前には、木村の偉業を称える大きな垂れ幕が掛けられ、職員総出で出迎え。これには木村もいたく感激。富岡清市長から「木村さんは熊谷市で初めての世界王者。市民にとっても誇りです。さらに研鑽を積み、一日も長くチャンピオンでいてください」とねぎらいの言葉がかけられると、「励みになります。一度は挫折したボクシング。夢を諦めないで良かった。これからも防衛を重ね、恩返しをしていきたい。機会があれば熊谷でも試合ができれば」と感謝し、更なる飛躍を誓った。
9月末に市内で大祝勝会を予定
 先週からジムワークも開始した木村だが、激闘の傷が完全には癒えず、本格的な練習はもう少し先になりそうだ。初防衛戦に関してもWBOから指名戦の指令があるまでは白紙の状態だが、有吉将之会長は年内にはやりたいと希望した。
母の墓前にベルトを携えた