[海外ニュース]2017.8.23
秋に再起目指すズラティカニン

 前WBC(世界ボクシング評議会)ライト級王者デヤン・ズラティカニン(33=モンテネグロ)が、10月末か11月初旬に再起戦を計画している。ズラティカニンは昨年6月に決定戦を制してモンテネグロ初の世界王者になったが、今年1月の初防衛戦でミゲール・マイキー・ガルシア(29=米)に手酷い3回KO負けを喫して王座を手放している。最近の3試合同様、「今後も米国で戦うつもりだ」と話している。

 失神KO負けを喫したガルシア戦に関してズラティカニンは「彼の正面に立って戦ってしまったのが敗因。戦術を誤った」と分析している。減量苦も指摘されているが、しばらくはライト級に留まるという。再起戦の日程や相手は確定していないが、前王者はオルランド・サリド(メキシコ)との試合を希望している。23戦22勝(15KO)1敗の短躯のサウスポーがどう巻き返すか、注目していきたい。