[前日計量]2017.8.22
テクニシャン武田航VS一撃必殺の中村祐斗
好対照なタイプの2人(左:中村、右:武田)が激突
 日本ユース初代バンタム級王座を争う2014年全日本同級新人王の武田航(23=角海老宝石)と中村祐斗(20=市野)が22日、都内の日本ボクシングコミッション事務局で前日計量に臨んだ。試合は明日の後楽園ホールで開催される「DANGAN192」で行われる。
空転させて中盤にKOしたいと武田
 減量が楽だったという武田はリミットちょうどの53.5kgでパスした。「今回はジャブとバランスの修正、それにメンタルを鍛えてきた。練習してきたことに自信がある」と絶好調をアピール。「相手はパンチのある選手だが、もらわない練習をしてきた。名前のある選手を倒してバンタム級に武田がいるということを知らしめたい」とKO宣言した。 
パンチ力に自信のある中村もKO宣言
 一方、中村は100gアンダーの53.4kgで秤を降りた。これが後楽園ホール初登場の中村は「新人王戦の時はあとひとつ勝てば立てたのにそれができなかったので、やっと後楽園ホールで試合ができる。目の前でベルトを見てより欲しくなった」と笑みを浮かべた。
 相手の顎を折る強烈な左フックが武器の中村は「相手はポジション取りが上手いがパワーで押し潰す。自分の名前を知ってもらえるような試合をする」と必勝を誓った。