[海外ニュース]2017.8.8
ロマチェンコ 次戦は12月
ワシル・ロマチェンコ

 WBO(世界ボクシング機構)スーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(29=ウクライナ/米)の次戦に関して、トップランク社のボブ・アラム・プロモーターは12月を予定していると明かした。相手候補としては、先月15日に三浦隆司(33=帝拳)を下した同級WBC(世界ボクシング評議会)王者ミゲール・ベルチェル(25=メキシコ)ら3人の名前が挙がっている。

ミゲール・ベルチェル

 サウスポーのロマチェンコは5日、ミゲール・マリアガ(コロンビア)を子ども扱いしたすえ7回終了TKOで一蹴、3度目の防衛を果たした。戦績は10戦9勝(7KO)1敗で、このところ6連続KO勝ちと勢いを増している。アラム・プロモーターは次戦が12月9日か23日に予定されているとしたうえで、候補が3人いると明かしている。ひとりはWBA(世界ボクシング協会)スーパバンタム級王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ/米)で、もうひとりはフェザー級時代にロマチェンコに判定勝ちを収めているオルランド・サリド(メキシコ)、そしてベルチェルだ。ただ、リゴンドーはロックネイション・スポーツ傘下であることに加え体重の問題もあり、現実的ではないとみられている。因縁のあるサリドとは何度か再戦の計画が浮上しては消えてきた経緯がある。ベルチェルは三浦戦で右拳を負傷しており、次戦は年末か来年初頭といわれている。手のつけられない巧さ、強さを見せつけているロマチェンコの次戦の相手は誰になるのだろうか。