[海外ニュース]2017.8.7
インドの人気者が9連勝

 プロボクシングでは珍しいインド国籍のビジェンダー・シン(31)が5日、インド第2の都市ムンバイのリングに上がり、ズリピカエル・マイマイティアリ(23=中国)に10回判定勝ちを収めた。採点は95対94(二者)、96対93と競っていたが、6回に相手がローブローで減点されたことがシンに幸いした。シンはWBO(世界ボクシング機構)アジア・パシフィック・スーパーミドル級王座のV2に成功するとともに空位だったWBOオリエンタル王座も獲得。プロ戦績を9戦全勝(7KO)に伸ばした。シンは04年アテネ五輪、08年北京五輪、12年ロンドン五輪と3大会に出場し、北京大会ではミドル級で銅メダルを獲得している。このほか世界選手権には05年、07年、09年、11年、13年の5大会連続で出場し、09年には3位に入っている。現在はWBOスーパーミドル級12位にランクされており、ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)への挑戦を目指している。