[囲み取材]2017.8.3
エンダムが1泊2日で緊急来日!
村田諒太(帝拳)とアッサン・エンダム(カメルーン/仏)
 この日の会見のために昨日来日したばかりのアッサン・エンダム(カメルーン)は、来日中に大好物のお寿司を堪能するとのことだが、今夜の便でフランスにとんぼ帰りする。5月20日の試合後には「グッドフレンド」になった村田諒太(帝拳)と決着をつける。ファン待望の第2戦は10月22日(日)、両国国技館。放送はフジテレビ。
囲み取材も殺到
 5月20日に開催された世界戦の翌朝、ホテルで寝ていたというエンダムに村田から電話があったという。トラブルかと思って、ロビーに降りて行くと笑顔で村田が待っていたという。「いろんな話をしたよ。でも試合の話は一切しなかった」。「対戦相手と友達になったのは初めてだし、素晴らしいことだと思った」と今回のリマッチを日本で行うことに快く即決した理由のひとつに挙げると「今は日本にも僕のファンもいるだろうし、リングに上がれば場所は関係ないよ」と笑顔で取材に答えた。
10月22日(日) 両国国技館
 前回の試合の2日後には練習を再開していたというWBA(世界ボクシング協会)世界ミドル級チャンピオンは今後、米国マイアミでキャンプを行なった後、フランスや中国でもトレーニングを続けて第2戦に備える。
笑顔でツーショット
 ミドル級といえば9月16日のカネロ・アルバレス(メキシコ)とゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)の注目カードが話題を集めているが、エンダムはゴロフキンとは2度、対戦の可能性があったが流れたとのことで、「カネロに勝ってもらいたいね。一番有名だし、村田戦に勝ったら、カネロと試合がしたい」と抱負を語った。
 また、同じ9月16日にはWBO(世界ボクシング機構)王者のビリー・ジョー・サウンダース(英国)も試合を控えているが、以前対戦の交渉をした時には「ベルトを獲ってから」という条件を突きつけられたとのことだが、「逃げられた」というのがエンダムが受けた印象のようだ。
アッサン・エンダム(カメルーン/仏)
 「手の内が分かっているので前回よりもやりにくい」。村田にとってもエンダムにとっても、次のビッグマッチへの足掛かりとなる大一番、世界にアピールするのはどっちか? 「ボクシングをするために生まれてきた」というエンダムに対して、日本ボクシング界の至宝は、第2戦にどう挑むのか。スーパーファイトは10月22日(日)。
リングに上がれば倒しあう
 テレビカメラは確認できただけでも6台。日本中のメディアが一堂に会したこの日の会見の様子は、スポーツ新聞、一般紙、ラジオ、テレビなど各媒体で楽しむことができるだろう。