[インタビュー]2017.8.1
記録は塗り替えられるもの
具志堅用高会長
 元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏が1980年6月に24歳で打ち立てた、日本人男子世界王座13度の防衛記録を山中慎介(34=帝拳)が塗り替えようとしている。8月15日(火)の島津アリーナ京都で1位ルイス・ネリー(メキシコ)を迎えるWBC世界バンタム級王者の山中は、勝てば偉大な記録に並び、年内にも37年前の金字塔を更新する舞台が整うはずだ。
 具志堅氏は引退後、解説者やタレントとして活動する一方、94年に白井・具志堅スポーツジムを開設し、会長として後進育成に力を注いできた。そして今年5月、自らがスカウトした同郷・沖縄出身の比嘉大吾が前王者ファン・エルナンデスを破ってWBC世界フライ級王者となり、遂にジム初の男子世界王者を誕生させた。62歳にして新たな夢を具現化させた具志堅氏が、自身の記録に並ぼうとする山中に言葉を残した。