スーパーバンタム級は、1位の中川勇太(28=角海老宝石)と前日本王者で現在は4位にランクされる石本康隆(35=帝拳)が激突。このクラスで1、2のフットワークを誇る中川がデビュー8年目で初のタイトル挑戦を引き寄せることができるのか――。それとも40戦目のベテラン石本が豊富な経験に裏打ちされたテクニックで中川を退け、王座返り咲きへの狼煙を上げるのか――。互いの意地がぶつかり合う楽しみな一戦となった。

　また、ミドル級はアマチュア5冠で1位の福本祥馬(26=角海老宝石)が、五輪金メダリスト村田諒太(帝拳)のアマチュア最後の対戦相手として注目を浴びた2位の竹迫司登(26=ワールドスポーツ)と対戦。同時期にアマで活躍したホープが、来年の日本王座挑戦権を懸け雌雄を決する。

　ほか、アンダーカードはすでに2試合が決定。2試合目ではアマチュア83勝、全日本・国体優勝の斎藤一貴(24=角海老宝石)がOPBF東洋太平洋ランカーのジョネル・アリビオ(比)とプロ4戦目を行い、3試合目にはウェルター級で日本、OPBFを制した渡部あきのり(32=角海老宝石)が登場。昨年、角海老宝石ジムで復帰をはたした渡部は今回、OPBFスーパーウェルター級5位のデニス・パドゥア(比)を迎え移籍3戦目に臨む。