[試合後談話]2017.7.23
河野公平の再起戦と船井龍一の防衛戦
内山高志と亀田興毅も生観戦!
 ワタナベジムを熱くするのは世界戦だけじゃない! 前WBA世界スーパーフライ級チャンピオンの河野公平(ワタナベ)が再起戦のリングに上がれば、日本スーパーフライ級チャンピオン船井龍一(ワタナベ)は奥本貴之(グリーンツダ)を迎えてタイトル防衛戦に臨んだ。7月23日(日)の大田区総合体育館、夏休み最初の世界戦興行はアンダーカードも充実していた。

※田口良一(ワタナベ)の試合は終了しています。試合速報・勝ち予想結果を押すと結果が表示されます。テレビ放送は19:54からテレビ東京です。
※続きを読むで河野公平(ワタナベ)戦と船井龍一(ワタナベ)対奥本貴之(グリーンツダ)の試合後談話が表示されます。
河野公平(ワタナベ)は再起戦を完勝
 昨年末に開催されたWBO世界スーパーフライ級チャンピオンの井上尚弥(大橋)との世界戦以来の再起戦に臨んだ河野公平(ワタナベ)。10月に予定している香港のスーパースター、レックス・ツォーとの注目カードに向けた調整試合を5ラウンドTKO勝利で終えた。
河野公平(ワタナベ)
 控え室に戻ると「やるって決めてから結構長かった。レックス・チョー選手(香港)に向井(寛史)選手が負けてから、次に自分が香港で戦うプランが本格化しましたけど、世界戦をずっと続けているとモチベーションを維持していくのが難しいなって。10月のアウェイでは倒さないと勝てないと思ってるので連打していく」と話すとホッと一息ついた。
船井龍一(ワタナベ)vs奥本貴之(グリーンツダ)
 注目のスーパーフライ級日本タイトル戦は、東西対決。チャンピオンの船井龍一(ワタナベ)とランキング1位のプロ10年目、奥本貴之(グリーンツダ)が対決。3ラウンドの偶然のバッティングの影響で7ラウンドにレフェリーが試合を止めた。負傷判定でチャンピオンが防衛に成功した。
王者 船井龍一(ワタナベ)
 傷の手当を終えて控え室に戻った船井龍一(ワタナベ)は「相手は気持ちが強い選手だったので頭を前に出しながら来るところに、張り合って頭を出してしまった。しょっぱい試合をしたけど、勝ったので京口と田口につなげられたかな。翁長吾央選手やレネ・ダッケル選手と戦ってみたい」。「プロになって13年で日本チャンピオンになった。自分はコツコツ世界チャンピオンを目指していきたい」
奥本貴之(グリーンツダ)
 一方、控え室に戻った奥本貴之(グリーンツダ)は涙を堪え、唇をかみ締めながら「もっと足を使って打ち続けたかったが、チャンピオンは強かった。頑張ってきたのに自分が情けない。得たものは何もない」と悔しさを隠しきれなかった。