[海外ニュース]2017.7.23
五輪銅アロイアンの2戦目

 12年ロンドン五輪フライ級銅メダリストで、16年リオデジャネイロ五輪ではフライ級で準優勝したもののドーピング違反が発覚したため銀メダルを剥奪されたミハイル・アロイアン(28=アルメニア/露)が22日(日本時間23日)、ロシアの首都モスクワでマルビン・ソラノ(26=ニカラグア)を相手にWBC(世界ボクシング評議会)シルバー・スーパーフライ級王座決定戦に臨んだ。

   五輪連続出場のほか11年と13年の世界選手権で優勝しているアロイアンは今年5月、世界挑戦経験者に10回判定勝ちを収めてプロデビュー。この1試合だけでWBCスーパーフライ級37位にランクされた。サウスポーのアロイアンは序盤から主導権を握り、毎回のようにポイントを重ねていった。8回終盤にはダウンを奪って勝利を確定的なものとしたアロイアンだが、フィニッシュは逃し勝負は判定に持ち込まれた。採点は118対110、117対110、119対108と大差がついていた。デビュー戦で10回、2戦目に12回をフルに戦いきったアロイアンは2戦2勝。シルバー王座を獲得したことでランキングが急上昇するものと思われる。ソラノは21戦19勝(7KO)2敗。