[海外ニュース]2017.7.10
元王者フエンテスの再起戦

 元WBO(世界ボクシング機構)ミニマム級、ライトフライ級暫定王者のモイセス・フエンテス(29=メキシコ)は8日(日本時間9日)、メキシコシティでウリセス・ララ(メキシコ)とスーパーフライ級10回戦を行った。昨年12月、田中恒成(22=畑中)とのWBOライトフライ級王座決定戦で5回TKO負けを喫したフエンテスにとっては、これが再起戦だった。

 フエンテスは田中に敗れはしたものの現在もWBOで10位、WBC(世界ボクシング評議会)で13位にランクされており、34戦17勝(10KO)15敗2分のララには圧勝するものとみられていた。しかし、試合は接戦になり、ジャッジ二者が97対94、97対93でララを支持。もうひとりは95対95のイーブンだった。殊勲のララは昨年10月にも元世界王者ハビエル・メンドサ(メキシコ)に4回TKO勝ちを収めたが、今年1月の試合では8回判定負けを喫している。まさかの敗北を喫したフエンテスは29戦24勝(13KO)4敗1分。