[海外ニュース]2017.6.22
アルバレス WBCに嫌悪感
サウル・アルバレス

 9月16日、米国ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われるWBA(世界ボクシング協会)、WBC(世界ボクシング評議会)、IBF(国際ボクシング連盟)ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(35=カザフスタン/米)対元2階級制覇王者サウル・カネロ・アルバレス(26=メキシコ)の12回戦のプレスツアーが19日からスタート。そんななかアルバレスはWBC王座を拒否する姿勢をみせている。

 アルバレスはゴロフキンについて「彼は左フックが強く、メキシカン・ファイターに似ているが、私には本当のメキシコの血が流れている」といい、「ゴロフキンは3月のダニエル・ジェイコブス(米)戦で1点か2点、負けていた」と話している。そして確執があるといわれるWBCについては「私はWBCのために戦いたくはない」と、場合によっては緑色のベルトを拒否する構えもみせている。昨年、WBCのミドル級王者だったアルバレスに暫定王者のゴロフキンとの試合を強要したことから摩擦が生じたが、いまも溝は残っているようだ。もうひとつ、当日計量を課すIBFに関しては「当日計量には従うつもりだ」(ゴールデンボーイ・プロモーションズのエリック・ゴメス氏)は話している。アルバレスはプレスツアーを終えたあと7月6日か7日にトレーニング・キャンプをスタートする予定だという。