[海外ニュース]2017.6.19
元暫定王者カノvsマルドナド

 元WBA(世界ボクシング協会)スーパーライト級暫定王者で、現在はWBC(世界ボクシング評議会)ウェルター級20位にランクされるパブロ・セサール・カノ(27=メキシコ)は17日(日本時間18日)、米国テキサス州フリスコでフィデル・マルドナド(25=米)とWBC(世界ボクシング評議会)中米カリブ・スーパーライト級王座決定戦を行った。この5年、苦しいキャリアが続くカノだが、スランプを脱することはできたのか。

 手数で上回ったカノは4回にダウンを奪うなどアピールした部分もあり、ジャッジひとりから96対93で支持された。しかし、ほかの二者が97対92でマルドナドの勝ちと採点したため判定負けという結果に終わった。勝ったマルドナドは29戦24勝(19KO)3敗1分1無効試合。12年7月にWBAスーパーライト級暫定王座を獲得したものの3ヵ月後にWBAウェルター級王者ポール・マリナッジ(米)に挑んで判定負けを喫したカノは、その後は勝ちと負けを繰り返している。38戦30勝(21KO)6敗1分1無効試合。