[海外ニュース]2017.6.5
ベリュー 選択肢は三つ

 WBC(世界ボクシング評議会)クルーザー級“名誉王者”トニー・ベリュー(34=英)は、3月に元世界クルーザー級、ヘビー級王者デビッド・ヘイ(36=英)に11回TKO勝ちを収めたが、今後の活動階級をヘビー級に絞っているようだ。次戦を11月か12月に計画しており、WBO(世界ボクシング機構)王者ジョセフ・パーカー(25=ニュージーランド/米)、WBC王者デオンタイ・ワイルダー(31=米)らをターゲットにしている。

 ベリューは3月、ヘイに11回TKO勝ちを収めたが、この試合で拳を痛めたため休養状態に入っている。WBCからは防衛戦期限のない“名誉王者”の称号を与えられ、比較的自由な身といえる。次戦はケガの回復を待って11月か12月に予定しているという。その際の相手についてベリューはヘイのほかにパーカーとワイルダーの名前を挙げ、「世界ヘビー級王者になりたいんだ。第一候補はパーカー」と話している。ただ、パーカーはWBOから一度はキャンセルになったヒューイ・フューリー(英)戦を義務づけられており、年内にベリューの夢が実現するかどうかは微妙だ。